【活動報告】第2回講座「妊活・不妊治療」開催

去る6月14日、丸の内EGG JAPANにて、ウィメンズヘルスリテラシー協会の第2回講座、「妊活・不妊治療」が開催されました。

前回に引き続き、多くの方にご来場をいただき誠にありがとうございました。

今回は国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 副センター長 齋藤英和先生に講演いただき、妊娠の詳しいメカニズムや妊活のタイミング、実際の医療現場での妊活や不妊治療の現状などをお伝えいただきました。


今回の講座で伝えられた様々な研究が、人間の生物学上、女性は20-30代前半、男性は20-30後半が妊娠に適切な時期であることを示しています。

若くして子供を産み育てていたかつての出産サイクルから、近年はライフスタイルが変化し、初産の年齢が上昇、それに伴って女性の体の生涯も、変化していることも事実。

たくさんの子供を妊娠し、産んでいた時代の女性は、生涯の月経の数も少なかったですが、現代女性は生涯に通算400回以上もの月経を経験することになるのです。


また、男女ともに「妊娠しやすさ」は、年齢だけでなく個人差も大きいことも語られました。これは、いくつで産むことが正しい、といった問題ではありません。精子、卵子の質、量などは、平均値はあるものの、個人差がとても大きいということです。

自分の希望する妊娠を迎えるにあたって、これらの正しい知識を知らずに誤った情報に頼ってしまい、過度な偏食に陥ったり、かえって妊娠しにくい生活を送ったりしてしまうことがあっては問題です。


やはり、お父さん、お母さんが健康に過ごすこと、妊娠のメカニズムや自分の体を正しく知ることが、より良い妊娠、子育てへの近道であるといえそうですね。

そして、私たちが伝えたいのは、決して、早くしないと!という煽りではありません。これらの正しい情報を知ったうえで、あなたがどのような人生を選択するかは、あなた次第です。

参加してくださった皆さんとともにその情報を正しく世間につたえることで、より多くの女性が、子供が何人欲しいのか、どんな人生を歩むかを改めて考え、自分の人生や体、パートナーと向き合うことにつながればと思います。


次回イベントは7/12(木)、テーマは、妊娠、出産です。お楽しみに(^ ^)

今回から、事前質問の受付を開始いたします。現役の医師に質問するチャンス☆

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一般社団法人 ウィメンズヘルスリテラシー協会

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